はなの病気 上井草駅前耳鼻咽喉科 杉並区上井草駅前の耳鼻咽喉科

東京都杉並区上井草3-31-21耳鼻咽喉科アレルギー科小児耳鼻科気管食道科

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アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎は、何らかのアレルギー物質にさらされることによって起こる鼻炎のことです。鼻カゼとは異なり、自然と治ることはなく、アレルギーへの対応が必要になります。
1年を通してずっと症状のある方と、季節によって症状の出る方(いわゆる花粉症の方)に分かれます。
鼻症状が出るだけとはいえ、集中力が落ちたり、薬で眠くなったりと、日常生活に支障の大きな病気です。新しい治療薬も次々と出ていますので、あなたの体や生活に合う治療を一緒に探しませんか。

アレルギー性鼻炎の検査

まずは問診をおこないます。ご家族にアレルギーの方がいるか、症状が出る時期は決まっているか、何歳ごろから症状があるかなどをお伺いします。 鼻粘膜の腫れ具合を直接確認するほか、中耳炎や副鼻腔炎になっていないかレントゲンをとることもあります。
アレルゲンを確定させるためには、皮膚プリックテストか血液検査をおこないます。 皮膚プリックテストは、専用の針で皮膚を軽く刺し、そこに少量のアレルゲンを塗って、皮膚の変化を見るテストです。15分ほどで結果がわかります。 皮膚プリックテストをおこなえないアレルゲンもあるため、そういった場合は血液検査を実施します。

アレルギー性鼻炎の治療

治療は大きく分けて3種類あります。

薬物治療

抗アレルギー薬の飲み薬やステロイドの点鼻薬を使用します。
「ステロイド」に怖いというイメージをお持ちの方も少なくありません。ですが、ステロイドの飲み薬と異なり、点鼻薬ではほとんど副作用はありません。ステロイドの点鼻薬は、継続して使うことで症状の悪化を抑えてくれます。

環境を整える

1年を通してアレルギー症状のある方は、ホコリやダニが溜まらないよう、部屋の環境を整えることが大切です。カーペットや布張りのソファなどはあまり好ましくありません。
花粉症の方は、マスクやメガネを着用することで対策になります。

減感作療法

アレルギー性鼻炎を「治す」ことを目指す治療です。
アレルゲンを少しずつ体に入れて、アレルゲンに対する体の過剰反応を減らし、症状を少しずつ抑えます。
すべてのアレルゲンに対しておこなえるわけではなく、現在のところ「ダニ」「スギ」で減感作療法をおこなっています。

花粉症は、花粉に対して自分の免疫機能が過剰に働くことで鼻水・くしゃみなどの症状が出る病気です。
花粉症の方は年々増えていて、2019年には42%もの方が花粉症に悩まされています。

花粉症のメカニズム

花粉症の症状は、一体どのようなメカニズムで生じるのでしょうか。
花粉が体内に入ると、花粉を排除するための「抗体」が作られます。抗体は、花粉の種類によってそれぞれ別のものが作られ、「マスト細胞」という名前の白血球にくっついています。
花粉が侵入して抗体とくっつくと、マスト細胞から「ヒスタミン」が分泌されます。ヒスタミンはアレルギー症状をおこす物質。ヒスタミンが鼻や目に働きかけることで、花粉症の症状を起こすのです。

花粉症の症状

鼻水・鼻づまり・くしゃみが代表的な症状です。
ヒスタミンが鼻の粘液線を刺激すると、鼻水が出ます。血管に働きかけて鼻の血管を広げると、鼻づまり症状を起こします。知覚神経を刺激してしまうと、くしゃみが出ます。
また、花粉症が原因で食物アレルギーを発症することもあります。

スギ、ヒノキ花粉症 トマト
ブタクサ花粉症 スイカ、きゅうり、バナナ
シラカンバ花粉症 リンゴ、桃

花粉症の治療

薬物治療

症状に合わせた抗アレルギー薬の飲み薬や、ステロイドの点鼻薬を使用します。
ステロイドの点鼻薬は、ステロイドの飲み薬とは異なり、ほとんど副作用がありません。お子さまでも安心して使用していただけます。ステロイドの点鼻薬は、継続して使うことで症状の悪化を抑えます。

環境を整える

花粉症の方は、マスクやメガネを着用することで対策になります。花粉症用に、目の周りを覆ってくれるメガネなども売られています。

減感作療法

スギ花粉症の場合は、減感作療法をおこなうことで花粉症を「治す」ことができるかもしれません。
減感作療法は、ほんの少量ずつスギの成分を舌の裏に含ませ、体に慣らしていくことで、スギ花粉に対して体が過剰反応を起こさないようにする治療法です。時間はかかりますが、花粉症の症状そのものを軽くすることができるため、日常生活に支障が出るほどつらい方にはおすすめです。

急性鼻炎は、いわゆる「鼻カゼ」のことです。たいていはウイルスが原因ですが、ウイルスによる鼻炎と入れ替わりに細菌による鼻炎が起こることもあります。
鼻水・鼻づまり・匂いがわかりにくい・くしゃみなど、鼻の症状がメインで、咳や痰など呼吸器症状は少ないです。
ホコリや化学物質、粉塵、PM2.5なども、鼻炎の原因として増えてきています。

急性鼻炎の検査と治療

急性鼻炎は、ほとんどの場合カゼの一種です。とくに検査は必要なく、問診のみで診断可能です。インフルエンザウイルスが流行している時期は、検査をおこなうこともあります。

治療

鼻水を止める薬、くしゃみを止める薬など症状を抑える薬を必要に応じて使用します。
細菌による鼻炎が疑わしい場合は、抗菌薬を使用します。

注意点

急性鼻炎は自然に治ることも多いですが、中耳炎や副鼻腔炎に進展することもあります。中耳炎・副鼻腔炎になったことがある方は、早めに受診するようにしましょう。
鼻炎が長引いたり繰り返したりする場合には、アレルギーかもしれません。血液検査でアレルギーの原因物質(アレルゲン)を調べることができますので、ご相談ください。

副鼻腔炎は、鼻腔(鼻の内側)のまわりに、左右4つずつある「副鼻腔」に炎症を起こした病気です。
頬や眉間のあたりに大きな副鼻腔があるため、副鼻腔炎になるとこのあたりが痛みます。
副鼻腔炎は「鼻の病気」とはいっても、以下のように少し特殊な症状が出ます。

症状

  • 鼻水、鼻づまり
  • 匂いがわかりにくい
  • 鼻水がのどに伝ってくることによる咳、痰
  • 頬や顔の圧迫感、違和感、痛み
  • 頭痛

慢性副鼻腔炎の検査

副鼻腔炎を診断するための検査はいくつかあります。

内視鏡検査

鼻の中から小さなカメラを入れて、鼻の中の腫れや鼻茸があるかなどを確認します。

CTやMRIによる画像検査

副鼻腔に膿が溜まっているかどうか、画像で確認します。

血液検査

炎症の程度や好酸球の数を調べたりするのに使用します。また、慢性的なアレルギー性鼻炎が原因の場合は、アレルゲンを調べることもあります。

細菌培養検査

細菌が原因で膿が溜まっている場合、効果的な抗菌薬を調べるため、細菌培養検査をおこないます。

副鼻腔炎の種類と原因

副鼻腔炎は、発症から4週間程度までの急性副鼻腔炎と、3か月以上症状が続く慢性副鼻腔炎にわけられます。

急性副鼻腔炎

急性副鼻腔炎は、カゼなどでウイルス・細菌に感染することが原因です。
ウイルスや細菌が炎症を起こすと、鼻腔と副鼻腔をつなぐ小さな穴がふさがってしまいます。そうすると、副鼻腔でつくられた粘液が鼻腔に排出されず、副鼻腔に溜まります。年化期の中で細菌やウイルスが増殖したものが、膿です。
膿が溜まると、腫れて痛みを感じるようになります。

慢性副鼻腔炎

急性副鼻腔炎を繰り返したり、長引いたりしたものが慢性副鼻腔炎です。細菌やウイルスのほか、歯の感染症やカビが原因になることもあります。

好酸球性副鼻腔炎

アレルギー体質の方がなりやすい慢性副鼻腔炎です。
好酸球性副鼻腔炎は、アレルギーに関わっている「好酸球」によって鼻のなかに多数の「鼻茸(鼻ポリープ)」ができ、鼻の中をふさいでいきます。ウイルスや細菌の感染がおこると鼻茸が大きくなり、ひどい場合は鼻の穴から溢れてくることもあります。
手術をしても再発することが多く、治療が難しい病気です。症状が悪化しているときには、ステロイドの飲み薬を使うことがあります。

慢性副鼻腔炎の治療

慢性副鼻腔炎も、薬物治療が基本です。

薬物治療

膿は基本的に細菌が原因のため、抗菌薬が必要です。抗菌薬があまり効果的でない場合には、細菌培養検査の結果をふまえて抗菌薬を変更します。
また、鼻水には抗アレルギー薬、鼻づまりにはステロイド点鼻薬、痰には去痰薬、のように、必要に応じて薬を追加します。

手術

薬物治療で改善しない場合は、手術が必要かもしれません。現在は、内視鏡を使って負担の少ない手術が可能です。

その他

アレルギー性鼻炎が原因になっている場合は、アレルギー性鼻炎の治療を強化します。
また、歯の感染症が原因の場合は、歯科受診をおすすめします。

About
概要

院長
友松裕貴
スタッフ
常時4名
標榜科
耳鼻咽喉科・アレルギー科・小児耳鼻科・気管食道科
所属・資格
日本耳鼻咽喉頭頚部外科学会
耳鼻咽喉頭頚部外科専門医
日本気管食道科学会
住所
〒167-0023
東京都杉並区上井草3-31-21
電話
03‐6913‐5860
FAX
03‐6913‐5866
医療連携機関
TMGあさか医療センター
日大病院
日本大学医学部付属板橋病院
河北総合病院
荻窪病院

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