その他の病気
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めまいとは
めまいの症状は、「大したことないだろう」と放置されがちなものの1つです。
ですが、めまいの種類によっては、早めの受診が必要な場合もあります。
めまいの感じ方
「めまい」といっても、感じ方はさまざまです。「ぐるぐる視界がまわる」以外にも、めまいの種類はいくつもあり、中には「これってめまいだったんだ」というようなめまいもあります。
以下のような症状にお心当たりの方は、一度めまいの診察を受けてみませんか?
- ぐるぐる視界がまわる
- 視野が傾くようなかんじがする
- ふわふわと視線が定まらないようなかんじがある
- 視界が細かく揺れている
- 立ちくらみ(立ち上がった時、視界が真っ暗になってグラグラする)
- 地面が揺れているように感じる
めまいの出る病気
めまいが生じる主な疾患をご紹介します。
良性発作性頭位めまい症
良性発作性頭位めまい症(BPPV)は、耳が原因のめまいで最も頻度が高い病気です。耳の中にある耳石が本来の位置から外れてしまうことが原因といわれています。
頭を動かしたときに、「ぐるぐる視界がまわる」ようなめまいを生じるのが特徴です。
検査
横になって頭を動かしていただき、めまいの変化を観察します。また、めまいを生じているときの目の動きを確認します。
治療
BPPVは、頭を特定の順番で動かせば耳石が適切な位置に戻す頭位治療、症状を和らげるために内示の血流を改善させたり、めまいそのものを抑えるための薬物療法、運動により改善させる方法があります。
10%ほどの方ではめまいが再発しますが、自然に治ることもあります。
メニエール病
メニエール病は、めまいや吐き気の発作が繰り返し生じる病気です。耳鳴りや難聴を伴うこともあります。耳の奥にある「リンパ液」が増えすぎることが原因とされています。発作を繰り返すと難聴が進行してしまうため、早めに診察を受けて発作を減らす治療をおこないましょう。
検査
メニエール病の診断のためには、聴力検査が必須です。また、どんなときにめまいがするかなど問診をおこない、目の動きを確認します。
治療
発作の予防のため、血流をよくする薬や、増えすぎたリンパ液を減らす薬を使用します。また、人によっては漢方薬が効くかもしれません。発作時には、めまいを抑える薬や吐き気止めも有効です。
前庭神経炎
カゼなどでウイルスが耳に侵入し、体の平衡バランスをとる「前庭神経」に炎症をおこすと前庭神経炎という病気になります。
激しいめまいのほか、手足のしびれや麻痺、強い頭痛などの症状も生じやすいです。
検査
ヘッドインパルステスト(頭を振ったときの目の動きをみる検査)、温度刺激検査(耳に少量の水を入れてめまいの変化をみる検査)、聴力検査などをおこない、総合的に判断します。
治療
前庭神経炎の治療は、安静が第一です。めまいや吐き気がひどい場合は薬でやわらげます。必要に応じてステロイドを使うこともあります。
一過性脳虚血発作、脳梗塞
めまいは、脳の病気からきている可能性も少なくありません。
加齢に伴って動脈硬化がすすむと、脳の血管が狭くなって血流が悪くなり、めまいや失神といった症状が特徴の「一過性脳虚血発作」を起こします。脳の貧血のようなものです。
めまいの他に、以下のような症状がある場合には「脳梗塞」の可能性があります。
- 呂律がまわらない
- 視野が欠けている
- ものが二重に見える
- 口の周りがしびれる
のどのデキモノはどんな病気?
「のどに違和感がある」「飲み込めない」「声がかれる」
こんな症状が続く方は、もしかすると、のど周囲にデキモノができているかもしれません。
のどを見てみると、ご自身でも何か見えることがあります。心配する必要のないものもあれば、大きな病気の可能性があるものも。一体、どんな病気の可能性があるのでしょうか。
口内炎
口内炎が、のどの奥にまでできることがあります。
疲れがたまっている、ビタミン不足、ステロイドなどの免疫抑制剤を内服している、口内のやけどなどが口内炎の原因になりやすいです。健康な人でも、ちょっとしたきっかけで口内炎ができてしまいます。休養をとるほか、塗り薬やうがい薬などが効果的です。
ただし、一度に何個もできる、繰り返し口内炎ができるという場合は、ベーチェット病やクローン病、シェーグレン症候群など免疫の病気かもしれません。「口内炎ができやすい」という方は、一度検査してみましょう。
扁桃炎
扁桃炎は、のどの奥、左右に存在する「扁桃」が細菌などに感染して炎症を起こす病気です。腫れが強く、のどの痛みによって、飲み込みができないほどになることがあります。
繰り返す場合は、手術で扁桃をとってしまうことをおすすめしています。
声帯ポリープ
声帯にポリープができることで、声の出しにくさや、のどの奥の違和感、のどに何か詰まったような感覚がするといった症状があらわれます。炎症止めや吸入ステロイドを使用すれば、症状はおさまることが多いです。炎症が持続してしまう場合には、手術でとることも選択肢になります。
喉頭のう胞
声帯など、のどの周辺に「のう胞」という水の入った袋のようなものができる病気で、主にお子さまに発症します。
のう胞は少しずつ大きくなるため、息を吸うときに「ぜいぜい・ピーピー」と音がしたり、うまく哺乳できなかったりといった症状がみられるようになります。
感染症が原因で大きくなっている場合は、抗菌薬の治療で小さくすることが可能です。中の液体を針で吸い出す方法など、患者さまの状態に合わせた治療をご提案します。
がん
のどの「がん」の可能性もあります。できた部位によっては、ご自身でのどの奥を見たとき何かデキモノが確認できます。のどのがんは、飲酒と喫煙がとても大きく影響するがんです。とくにタバコは、本数や年数が多ければ多いほど、がんになるリスクが高くなります。
のどのがんは、手術や抗がん剤治療、放射線治療といった治療が必要です。
喫煙者の方は、のどの違和感や症状が長引いていたら、早めに受診しましょう。当クリニックでは、がんの可能性が高いと判断した場合には専門の医療機関へ紹介しています。
主な原因 | 症状 | |
上咽頭がん | 飲酒・喫煙・EBウイルス | 耳の詰まるかんじ・鼻づまり・ものが二重に見える |
---|---|---|
中咽頭がん | 飲酒・喫煙・ヒトパピローマウイルス | のどの違和感・痛み |
下咽頭がん | 飲酒・喫煙 | 声がかれる・血痰・飲み込みにくい |
喉頭がん | 飲酒・喫煙 | 声がかれる・飲み込みにくい・息苦しい |
About
概要
- 院長
- 友松裕貴
- スタッフ
- 常時4名
- 標榜科
- 耳鼻咽喉科・アレルギー科・小児耳鼻科・気管食道科
- 所属・資格
- 日本耳鼻咽喉頭頚部外科学会
耳鼻咽喉頭頚部外科専門医
日本気管食道科学会 - 住所
- 〒167-0023
東京都杉並区上井草3-31-21 - 電話
- 03‐6913‐5860
- FAX
- 03‐6913‐5866
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