のどの病気
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上咽頭炎とは
当院ではBスポット療法 (Epipharyngeal Abrasive Therapy )(EAT:イート)を行ってます。
上咽頭に塩化亜鉛を直接塗布することで、のどの痛みや違和感(イガイガ感)、のどの風邪、後鼻漏など、喉に起きている症状。掌蹠膿疱症やアトピー性皮膚喘息、めまい、自律神経失調症、膠原病、IgA腎症など様々な病気に効果があるといわれてます。
Bスポット療法を行うと塗布した部位が数時間ヒリヒリとすることがありますが徐々に治まっていきます。
一時的に鼻汁が増え、鼻血が多く混じることがあります。週に1~2回で、全体で10~15回程度を目安に行います。Bスポット療法はあくまで補助的治療ですので症状に応じて今までの治療と並行して行います。
急性咽喉頭炎とは
いわゆる「のどカゼ」です。ウイルスや細菌に感染し、のどの痛み、腫れ、コンコンという乾いた咳、嚥下痛、発熱、だるさなどの症状が出ます。煙草を吸われる方は、症状が長引いて「慢性咽喉頭炎」となりやすいことが知られています。
鼻炎や副鼻腔炎を合併して治りにくくなることがあるため、ただの「のどカゼ」だと思ったとしても、早めに治療をするようにしましょう。
急性咽喉頭炎の検査
のどを目で見たり、ファイバースコープという小さなカメラを入れたりすることで、のどの炎症・腫れの具合を確認します。
細菌が原因と思われる場合には、細菌培養検査をおこなうこともあります。
急性咽喉頭炎の治療
炎症を抑える薬、痛み止め、咳止めなど、症状に合わせた薬を使用します。大抵の場合は、数日から数週間程度で改善します。
溶連菌など、細菌が関わっている場合には抗菌薬が必要です。鼻づまりや腫れがひどい方には、鼻吸入(ネブライザ)をおこなうこともあります。慢性咽頭炎に対してはBスポット療法(EAT)を行うこともできます。
急性咽喉頭炎を予防するには
細菌やウイルスに負けてしまわないよう、よく寝て、栄養をとることが大切です。
また、タバコは咽喉頭炎が悪化する大きな原因ですので、咽喉頭炎になりやすい方は禁煙も考えてみましょう。
呼吸困難があるときは注意!
呼吸ができない、苦しいというときは、注意が必要です。「急性喉頭蓋炎」かもしれません。
初期のうちは、のどの痛みや飲み込みにくさを感じる程度ですが、腫れがひどくなると唾液すらも飲み込めなくなり、呼吸困難に陥ってしまうたいへんな病気です。2~6歳くらいのお子さまに多い病気ですが、まれに成人でも発症します。
重篤な急性喉頭蓋炎の場合は、すぐに大きな病院へ紹介いたします。
お子さまの場合、多くは「インフルエンザ菌」が原因なので、Hibワクチンが予防に効果的です。生後2か月~5歳の誕生日前日まで、定期接種となっていますので、きちんと接種しておきましょう。
扁桃周囲膿瘍とは
扁桃周囲膿瘍というのは、喉の奥の「口蓋扁桃(こうがいへんとう)」という部位に炎症を起こし、膿が溜まった状態のことです。扁桃周囲炎が悪化した状態といえます。
のどの激痛や腫れ、口臭、口が開かない、高熱、だるさなどの症状が主で、のどの症状は左右差を感じることが多いです。症状が悪化すると、膿が喉よりも下に広がっていき、「頸部膿瘍」「縦隔炎(じゅうかくえん)」となることがあります。
扁桃周囲膿瘍の検査方法
まずは、のどの診察をおこない、赤みや腫れの状態をみます。目視での確認で、扁桃周囲炎か扁桃周囲膿瘍だというのはおおよそ見当がつきます。
膿があるかどうか判断がつきにくい場合は、腫れている部分を針で刺して膿が出てくるか確認するか、CTをとるのも有効です。
炎症の範囲が広い場合は、鼻から小さなカメラ(ファイバースコープ)を入れて、炎症がどこまで広がっているか確認します。
扁桃周囲膿瘍の治療
扁桃周囲膿瘍は、放置していても改善することはありません。悪化する前に治療を開始することで、早く完治させることができます。
治療
基本的には、抗菌薬が必要です。炎症が強く、気道(空気の通り道)が狭くなっている場合は、炎症を抑えるためにステロイドの飲み薬を使用することもあります。
痛みや腫れが強く、水分すらもとれないという場合には入院が必要となるかもしれません。
抗菌薬であまり効果が出ていないときは、膿が溜まっている部分に針をさして膿を吸い出すか、少し切開して膿を出す処置をおこないます。膿を培養して、原因になっている菌を特定し、より効果のある抗菌薬に変更するのも有効です。
扁桃周囲膿瘍は再発することも少なくありません。口蓋扁桃はなくなって困るものではなく、また、炎症を繰り返すことで将来的に「扁桃がん」になる可能性もあるので、口蓋扁桃摘出術をおすすめする場合もあります。
予防
扁桃周囲膿瘍を予防するために、以下のポイントに注意してください。
- 疲労を溜めない
過労や睡眠不足で体に疲れを溜めてしまうと、普段は抵抗できるような弱い菌にも体が負けてしまうことがあります。規則正しい生活を送りましょう。 - 歯磨きやうがいで口内を清潔に
扁桃周囲膿瘍の原因菌は、口の中に住み着いている細菌です。細菌がいなくなることはありませんが、不衛生にしていると炎症を起こしやすいことがわかっています。
About
概要
- 院長
- 友松裕貴
- スタッフ
- 常時4名
- 標榜科
- 耳鼻咽喉科・アレルギー科・小児耳鼻科・気管食道科
- 所属・資格
- 日本耳鼻咽喉頭頚部外科学会
耳鼻咽喉頭頚部外科専門医
日本気管食道科学会 - 住所
- 〒167-0023
東京都杉並区上井草3-31-21 - 電話
- 03‐6913‐5860
- FAX
- 03‐6913‐5866
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